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UbuntuとWebサービス

PCにデータを溜め込むのは、もはやスマートではないかも。各種Webサービスにデータを保存しておくと、複数の環境で共有したりWebで公開する時に便利です。Ubuntuの標準アプリケーションだけで対応できる著名なWebサービスを挙げてみます。



Nautilus と box.net:
ストレージサービスのbox.netはWebDAVアクセスに対応しているので、Nautilus ファイルマネージャーから操作できます。

メニューバーの「場所」→「サーバへ接続」からサービスの種類に「WebDAV(HTTP)」を選び、サーバ名に「box.net」、フォルダに「dav」を設定するとbox.netに接続できます。Ubuntu8.04以前の場合はサービスの種類に「セキュア WebDAV(HTTPS)」を選びます。

私はネットワーク(LAN)内に共有フォルダやファイルサーバーは作らずbox.netにファイルを保存しています。box.netはアカウントを持ったグループでファイルを共有できるのでVPN(Virtual Private Network)の代替としても活躍します。もちろん必要であれば特定のファイルやフォルダをWebに公開できます。また、保存した各種ファイルはZohoPicnikなどのWebアプリケーションで直接編集できるのでbox.netはとっても便利ですよ。


Pidgin と Twitter:
メッセージサービスのTwitterはXMPP/Google Talkアクセスに対応しているので、Pidgin インターネット・メッセンジャーからメッセージをポストできます。

TwitterでIMアクセス許可設定を行い、Pidginのメニューの「仲間」→「仲間の追加」からアカウントにXMPPあるいはGoogle Talkでセットアップしたアカウントを選び、スクリーン名に「twitter@twitter.com」を設定するとTwitterに接続できます。はじめて接続した時には、TwitterのIMアクセス許可設定で指定された認証コードをPidginでポストしましょう。

私は多くのユーザーと同じようにメッセージをポストしているだけですが、Twitterは使い方次第でメモ帳にもTODOリストにもリマインダーにもなるでしょう。「メッセージのポスト」ではなく「ノートの保存」として考えると使い方が変わってくるかも。


F-Spot と Flickr:
写真共有サービスのFlickrはサードパーティーアプリケーションからのアクセスに対応しており、F-Spotフォトマネージャーから写真をアップロードできます。

F-Spotのメニューの「ファイル」→「エキスポート」→「Export to Flickr」からFlickrへ写真をアップロードできます。はじめてアップロードする時には、Flickrでのアプリケーション認証設定が促されます。

私のPCに写真のためのフォルダは存在しません。Flickrが共有機能付きの写真フォルダですから。


Evolution と Gmail:
WebメールサービスのGmailはPOP/IMAPおよびSMTPアクセスに対応しているので、Evolution Eメール/グループウェアクライアントからアクセスできます。IMAPでアクセスしましょう。

GmailでIMAPアクセス許可設定を行い、Evolutionのメニューの「編集」→「設定」の「メールのアカウント」からアカウントをセットアップします。
ユーザー名: username@gmail.com
パスワード: YourPassword
IMAPサーバー: imap.gmail.com
SMTPサーバー: smtp.gmail.com
セキュリティー: SSL(IMAP・SMTPサーバー共に)
アカウント設定後にアカウント編集の「デフォルト」タブで、草案フォルダに「[Gmail]/Drafts」、送信済みフォルダに「[Gmail]/Sent Mail」を設定すると良いでしょう。

IMAPプロトコルでは「サーバーのメールボックスにアクセスしてメールを読む」というスタイルになります。クライアントのメールボックスにはデータをダウンロードしません。Gmailのラベルはメールボックス内のサブフォルダとして扱われるのでGmailとIMAPの相性は良いですね。複数の環境で同じGmailを利用するならIMAPでアクセスするととっても便利ですよ。


Deskbar と del.icio.us:
ブックマークサービスのdel.icio.usはサードパーティーアプリケーションからのアクセスに対応しており、デスクバーアプレットから検索できます。

デスクバーアプレットを右クリックして「設定」から「del.icio.us のブックマーク」を有効にします。「詳細」でユーザー名を設定するとdel.icio.usに保存しているブックマークを検索できます。

メールデータに次いでブックマークデータもオンラインにある方が自然です。多くのユーザーはFirefoxに拡張機能を加えてサイドバーから利用していると思いますが、デスクバーからもdel.icio.usにアクセスできます。


Rhythmbox と Media Master:
音楽ストレージサービスのMedia MasterはiTunes/Winamp/WindowsMedia向けのストリーミング配信に対応しているので、Rhythmbox ミュージック・プレイヤーで受信・再生できます。

Media MasterでMy Radioプレイリストに曲を追加し、Rhythmboxのメニューの「演奏」→「New Internet Radio Station」で「http://www.mediamaster.com/myradio/username.pls」を追加するとMedia Masterに保存している曲を受信・再生できます。

私はPCに音楽ファイルを溜めていつもシャッフル再生ばかりしていることに気付きました。蓄積している曲数が多いし人生はランダムだから自然なこと。そして、それはHDDの中やネットワーク(LAN)内に無くてもよい...自分で選んだ好きな曲だけを流すラジオステーションが存在していれば良い。Media Masterはまさにそれです。


OK! データはWebに。
どれも有名なサービスばかりなので、きっと既に何か利用していると思います。Ubuntuの標準アプリケーションは上記のサービス以外にもYouTubePicasa Web AlbumsLast.fmに標準で対応していますよ。

Ubuntuの標準アプリケーション

Ubuntuと日本語ローカライズ版

UbuntuにはUbuntu Japanese Team(Ubuntu Japanese Local Community Team)によってディストリビュートされている「日本語ローカライズ版」という日本向けバージョンが存在します。

しかし日本語ローカライズ版は「Ubuntu日本語版」ではありません。Canonicalによって支援され、開発・ディストリビュートされているオリジナルのUbuntuは他言語対応しており日本語も表示・入力できます。

日本語ローカライズ版では日本語環境をより良くするために、オリジナルのUbuntuにいくつかの修正と最適な設定が施されています。本来はオリジナルのUbuntuに変更を含める事が望ましいのですが、他の言語環境に影響を及ぼすため、現在は日本語ローカライズ版という形でUbuntu Japanese Teamより提供されています。

日本のユーザーは日本語環境が最適化されたUbuntu日本語ローカライズ版を利用すると良いでしょう。

Ubuntu Japanese Team

メタディストリビューションとパッケージ管理

Linuxにはとても多くのディストリビューションが存在します。本当に多い。そのなかでも「メタディストリビューション」と呼ばれる、数多くのディストリビューションのベースとなっている重要なLinuxディストリビューションが存在します。それらはパッケージ管理方法の違いが特徴です。

メタディストリビューション:

Debian GNU/Linux
パッケージ管理: deb(Debian)

Fedora(旧Redhat Linux)
パッケージ管理: RPM(Redhat Package Manager)

Slackware
パッケージ管理システムはありません。

Gentoo Linux
パッケージ管理: Portage

Stampede Linux
パッケージ管理: SLP(Stampede Linux Package)

rPath Linux
パッケージ管理: Conary

Linuxディストリビューションの数はとても多いけれど、その大半はDebianかFedoraがベースになっていますよ。UbuntuはDebianをベースにしたLinuxディストリビューションです。

Linuxとディストリビューション
alienでRPM形式のパッケージをdeb形式に変換する

ファイルシステムは自動的にチェックされます!

Ubuntuをしばらく使っていると、起動時にファイルシステムのチェックが実行される画面に出会います。

PCの起動/再起動が約30回行われるたびに、UbuntuをインストールしたHDDのファイルシステムに異常がないか起動時に検証されます。チェックは自動的に進むので操作の必要はありません。少しのあいだ眺めていましょう。

チェックが実行される間隔は「起動30回」ですが、これは環境や状態により異なります。私のPCでは21回のケースが多いですね。また、突然電源を落としたり、何らかの問題でPCが異常終了した場合にも起動時にチェックが実行されます。

Linuxではデフラグは必要ありません!

パーミッションを設定する

PCを複数人で利用していて、別のアカウントのユーザーとファイルやフォルダを共有するなら、別のユーザーもファイルやフォルダを操作できるように許可してあげましょう。


ファイルやフォルダを右クリックして「プロパティ」の「アクセス権」タブから操作を許可する権限を設定できます。

  • 所有者 - ファイルやフォルダを作成したユーザー
  • グループ - 指定のグループに属しているユーザー
  • その他 - 指定のグループ以外のユーザー、つまり全ユーザー

フォルダの場合、「これらの権限を Enclose なファイルに適用する」ボタンを押すと、設定をフォルダ内のファイルに対しても適用できます。


「グループ」や「その他」のアクセス権を「作成と削除」と「読み書き」に変更すると、ファイルやフォルダを所有者と同じように扱わせることができます。ただし、削除も可能になるので注意してくださいね。


プログラムやシェルスクリプトファイルの場合は「プログラムとして実行できる」にチェックを入れましょう。チェックがないと、ただのテキストファイルとして扱われます。フォルダの場合はそのフォルダを開く権限として扱われます。

ユーザーアカウントを追加する
ユーザーとグループ


ヒント:
LinuxおよびUNIX系のシステムではファイルやフォルダごとにパーミッションというアクセス権が設定されます。通常ファイルやフォルダを作成すると、作成したユーザー以外はファイルの編集はできない状態に設定されます。

アプリケーションの起動!ランチャを使おう!

ランチャというアプリケーションを起動するためのショートカットをパネルやデスクトップに追加することが出来ます。


よく使うアプリケーションのランチャを目に見える場所に追加しておきましょう。


メニューバーの「アプリケーション」のメニューをパネルやデスクトップへドラッグアンドドロップしてランチャを追加できます。簡単ですね。メニュー上で右クリックするとランチャの追加メニューが現れますよ。

パネルに追加したランチャはマウスホイールで別の場所へドラッグすると、配置を移動できます。マウスボタンの左右両クリックでもOKです。


また、パネルを右クリックすると「パネルへ追加」というメニューが現れます。デスクトップで右クリックすると「ランチャの生成」というメニューが現れます。そこからランチャを作ることもできますよ。

ウインドウメニューを活用しましょう

複数のウインドウを頻繁に切り替えながら作業しているのなら、ウインドウのどれかを常に最前面に表示させておくと、ちょっとだけ作業しやすくなりますよ。

例えば、ドキュメントを参照しながら別のドキュメントを書いたり、リストを作成している場合、参照しているドキュメントのウインドウを常に最前面に表示しておけば、ウインドウの切り替えの手間を省くことができます。


特定のウインドウを一時的に最前面に表示しておきたい場合は、ウインドウ・メニューから「最前面へ」を選択しましょう。

ウインドウの操作方法を設定する
ワークスペースを活用しましょう

オープンソースとフリーソフトウェア

Linuxに関する多くの部分は、「オープンソース」と「フリーソフトウェア」に支えられています。

オープンソース(Open Source)は、プログラムのソースコード、アイデア、議論などが公開された、誰でもプロジェクトに参加可能な開発体制やそのソフトウェアを指します。オープンソースはライセンスについての話も含みますが、開発の方法論としての意味合いが強い考え方です。

プロジェクトに興味を持ってもらい、開発者を集めることができれば、短い期間でプログラムをリリースできるかもしれませんし、多くの人間とアイデアを受け入れることで機能を洗練し発展させることに成功するかもしれません。

フリーソフトウェア(Free[dom] Software)はプログラムを自由に利用、改変、頒布してもよいと定めるライセンスとそのソフトウェアを指します。オープンソースと同様にプログラムのソースコードを公開することも条件のひとつです。自由のための権利としての意味合いが強い考え方です。

フリーソフトウェアとして括られるライセンス形態は数多く存在します。多くの場合、ライセンス内容の継承力が強いGPL(GNU General Public License)が選ばれています。

これは、退屈な話かもしれませんね。とりあえず、そう...

オープンソースとは:
コンピュータが大好きなITマネージャーの口から出てくる言葉。

フリーソフトウェアとは:
コンピュータが大好きなヒッピーの口から出てくる奇声。

だと覚えておけば、それで十分だと思います。

ジャーナルファイルシステムを使いましょう

現在のファイルシステムはメタデータを保持可能な「ジャーナルファイルシステム」が主役です。

Linux でサポートされるジャーナルファイルシステム
ext3、ext4、ReiserFS、JFS、XFS、VxFS

Mac OS X でサポートされるジャーナルファイルシステム
HFSX(HFS+)

Windows でサポートされるジャーナルファイルシステム
NTFS

旧式のファイルシステム
ext2、HFS、FAT16(FAT)、FAT32(VFAT)

FAT32は、普及率が高いため未だ頻繁に利用されていますが、旧式のファイルシステムではファイルの断片化が起きやすいので、なるべくジャーナルファイルシステムでHDDをフォーマットしましょう。

Linuxでは標準的に採用されているext3を利用すると良いでしょう。将来的にはext4が標準採用されるはずです。Linuxでも、WindowsのFAT16、FAT32、NTFS、それからMacのHFS、HFSXを利用できますよ。

Linuxではデフラグは必要ありません!
GPartedでパーティションを編集する

ファイルマネージャでディスクにデータを書き込む

ファイルマネージャを使って簡単にディスクへデータを書き込めます。


メニューバーの「場所」→「CD/DVDの作成」からディスク作成モードでファイルマネージャを開きます。ディスクへ書き込みたいファイルやフォルダをドラッグアンドドロップして追加します。


「ディスクへの書き込み」ボタンを押して、追加したファイルをディスクへ書き込みます。書き込み先として「ファイル・イメージ」を選ぶと、ISOイメージファイルを作成することができます。「書き込む」ボタンを押すとディスクへの書き込みがはじまります。


ISOイメージファイル(.iso)がある場合は、ファイルを右クリックして「ディスクへ書き込む」を選ぶことで簡単にディスクへ書き込めますよ。

nautilus-mount-imageでISOイメージファイルをマウントする
ISOイメージファイルのマウント
各種ディスクイメージファイルをISO形式に変換する
ファイルマネージャ Nautilus


ヒント:
ディスク作成モードのファイルマネージャで追加したファイルを取り消す場合は、ファイルを右クリックして「ゴミ箱へ移動する」を選びます。実際のファイルがゴミ箱へ行くわけではありません。

デスクトップの強制終了

デスクトップが固まってマウスも動かなくなり、どうしようもない場合は、残念だけれど強制的にデスクトップを終了させましょう。

キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「BS」(BackSpace)を同時に押すことでデスクトップを強制終了しログアウトできます。

アプリケーションが固まった時に強制終了する方法

ユーザーとグループ

Linuxではユーザーは常になんらかのグループに属しています。

ユーザーアカウントを作成するとアカウント名と同じ名前のグループが作成され、新しいグループの中に新しいユーザーがひとり存在しているという状態になります。

PCを複数人で利用する場合、特定のグループとその他のグループでファイルやフォルダへの異なるアクセス権限を設定し、データを安全に保つことができます。

ユーザーアカウントを追加する
パーミッションを設定する

Linuxとディストリビューション

Ubuntu、SUSE、Fedora、Mandriva、Gentoo......Linuxには本当にたくさんの種類があります。そう、本当にたくさんあります。きっとハッカーがジョークをひとつ言うたびに新しいLinuxディストリビューションが生まれているはずです。


「Linux」とはOS(オペレーティングシステム)ではありません。LinuxはOSの「カーネル」です。カーネルはOSの最も中核部分であり、コンピューターのCPUやメモリやディスクをコントロールするために働いているプログラムです。ペンギンの「Tux」がLinuxのマスコットキャラクターですよ。

このOSの中核であるLinuxカーネルは誰でも自由に利用することが出来ます。そのため、いろいろな企業や団体や個人がLinuxディストリビューションを開発しています。


Linuxカーネルを中心に、ドライバ、モジュール、ユーティリティー、アプリケーション、デスクトップ環境...などを組み合わせて、OSとして使えるようにしたものを「ディストリビューション」といいます。この組み合わせ方やチューニングの違いがLinuxディストリビューションの違いとなります。


Linuxは「UNIX」と仲好しです。同じプログラムが使えたりしますよ。UNIXおよびUNIX系OSにもいろいろと種類があり、Mac OS X、Open Solaris、Free BSDなどが有名です。同じプログラムが使えたりするのは、LinuxがUNIXと互換性のあるシステムだからです。Mac OS XユーザーとLinuxユーザーは同じノウハウや話題を共有できるかもしれませんね。

たくさんあるLinuxディストリビューションの中で、どれが一番良いのか?なんて話をよく聴きます。私の結論は「たくさんあるから使ってみて気に入ったものを選べばいいよ」なのですが、Linux SaladではUbuntuをおすすめしています。


Ubuntuは本当にキュートでスマートなLinuxディストリビューションですよ。世界中の多くのユーザーから愛されています。私だって他のユーザーに負けないくらいUbuntuを愛しています!

メタディストリビューションとパッケージ管理

ファイルマネージャのちょっと便利な使いかた

知っているとちょっとだけ便利になるファイルマネージャの使いかたを紹介しますよ!


たくさんファイルやフォルダがあるときはスクロールしすぎて目的のファイルやフォルダを見失ってしまいますよね。少しでも名前を覚えているなら、ファイルマネージャの画面でタイプしてみましょう。目的のファイルやフォルダへ誘導してくれますよ。


場所バーにフォルダ名を入力して目的のフォルダへ移動できます。途中まで入力すると残りの文字を自動的に補完してくれますよ。


頻繁にアクセスするフォルダはブックマークしておきましょう。


ブックマークしたフォルダはファイルマネージャのサイドバーやメインメニューの「場所」からもアクセスできます。


ファイルやフォルダをマウスホイールで別の場所へドラッグアンドドロップすると、移動やコピーなどのメニューが選べます。マウスボタンの左右両クリックでもOKです。画像ファイルの場合はデスクトップの壁紙にすることもできますよ。

ファイルマネージャでディスクにデータを書き込む
ファイルマネージャでサーバーにアクセスしよう!
ファイルマネージャ Nautilus

すべてのデータは / に入っています

Windowsでは、データは「HDDやメディアのなかに入っている」ものとして、Cドライブ、Dドライブ...というようにドライブごとに表されますよね。Windowsでは物理的な単位でファイルシステムが表現されますが、LinuxなどのUNIX系システムでは考え方が異なります。


UNIX系システムでは、データは「ディレクトリのなかに入っている」ものとして扱われます。そして、全てのディレクトリを納めている最上位のディレクトリを「/」(ルートディレクトリ)といいます。

/ はCドライブ、Dドライブ...のように複数存在することはありません。ひとつのコンピューターに / はひとつです。追加したHDDや各種メディアは、/ のなかのディレクトリのひとつとして加わることになります。Ubuntuの場合、/media のなかにディレクトリが作成されますよ。

とはいえ、通常はデスクトップやファイルマネージャーのサイドバーなどに、HDDやメディアのアイコンが物理的な形で表示されるので、あまり気にしなくてもよいかも。

マウントとアンマウント


ヒント:
「ディレクトリ」と「フォルダ」は同じ意味ですが、 / に限ってはルートフォルダではなく、ルートディレクトリという呼び方が一般的です。

/home のなかにユーザーアカウント名のフォルダがあり、それがユーザーのホームフォルダとなります。このフォルダにはユーザーのデスクトップ上のファイルや各種設定などが納められています。

/root はシステム管理者であるrootユーザーのホームフォルダです。もともと /(root) をホームフォルダに持つユーザーであったため、rootユーザーという名前になった経緯があります。...うろ覚え。

マウントとアンマウント

各種メディアをシステムで使える状態にすることを、「マウント」(mount)といいます。その逆で取り外せる状態にすることを「アンマウント」(unmount)といいます。

Ubuntuでは、外付けHDDやDVDやメモリーカードなどのメディアをPCに取り付けると、自動的にマウントされて/mediaフォルダの中にメディアのフォルダが作られます。

デスクトップやファイルマネージャのサイドバーにもメディアのアイコンが表示されます。メディアを取り外す場合は、アイコンを右クリックして「取り出し」または「アンマウント」を行ってから取り外しましょう。

ISOイメージファイルのマウント
すべてのデータは / に入っています

ファイル名と拡張子

Windowsにおいて filename.txt と FILENAME.TXT は同じファイルですが、Linuxではファイル名の大文字・小文字はちゃんと区別され、別のファイルとして扱われます。

また、ファイルの拡張子はそれほど重要ではなかったりします。拡張子がなんであろうと、テキストファイルはテキストファイルとして扱われますし、画像ファイルは画像ファイルとして扱われます。拡張子が無くてもかまいません。

とはいえ、ちゃんと適切な拡張子を付けておきましょう。

隠しファイルにはドットをつけましょう

ファイルマネージャでサーバーにアクセスしよう!

ファイルマネージャを使って簡単に各種サーバーへアクセスできます。


メニューバーの「場所」→「サーバへ接続」から接続の設定を行えます。SSH, FTP, Samba, WebDAVなどが利用できます。


設定後はデスクトップにアイコンが追加されます。メニューバーの「場所」→「ネットワーク」やファイルマネージャのサイドバーからもアクセスできますよ。

ファイルマネージャ Nautilus

ショートカットはリンクといいます

Linuxではファイルやフォルダのショートカットのことを「リンク」といいます。

厳密にはシンボリック・リンク(Symlinks)といいます。エイリアス(Alias)という呼び方もありますよ。

ファイルマネージャ Nautilus

ファイルマネージャ Nautilus

Ubuntuの標準ファイルマネージャ「Nautilus」を使うと、HDD内のファイルはもちろん、ネットワーク(LAN)の別のコンピュータにあるファイル、FTPやWebDAVサーバーのファイルを、統合的に管理できます。


メニューバーの「場所」→「ホーム・フォルダ」などからファイルマネージャを起動できます。

ユーザーのホームフォルダには、あらかじめExamplesフォルダへのリンク(ショートカット)が含まれています。Examplesフォルダの中には、ドキュメント、画像、オーディオ、ビデオなどの各種サンプルファイルが収録されています。


アイコン表示を大きくしたり小さくしたりできます。大きくすると、フォルダやファイルの詳細な情報を表示できます。400%で表示するとかなり大きいですね。


現在開いているフォルダの場所はボタン形式で表示されます。ボタンを押すことで前のフォルダへ簡単に戻れますよ。


ボタン形式の表示をアドレス形式の表示に切り替えることができます。ここに ftp://ftp.ubuntu.com/ のようなFTPサーバーのアドレスを入力すると、簡単にFTPアクセスできます。


メニューの「編集」→「設定」からファイルマネージャの動作や表示を設定できます。


「エンブレム」という目印をフォルダやファイルに付けることができます。重要なフォルダにエンブレムを付けておくと、大切なファイルが入っている!ということが、ちょっとだけわかりやすくなりますよ。

エンブレムはフォルダやファイルを右クリックして「プロパティ」の「エンブレム」タブから設定できます。


機能的な役目とは無関係な機能ですが、デスクトップのアイコンを大きくしたりできます。これもフォルダの重用度を表現するためのひとつになるでしょう。

アイコンの大きさはデスクトップのフォルダやファイルを右クリックして「アイコンを引き伸ばす」から変更できます。


Linuxではショートカットのことを「リンク」といいます。リンクはフォルダやファイルを右クリックして「リンクの作成」から作れます。

ファイルを見ていると、テキストファイルの文章がアイコンの中でプレビュー表示されていることに気づくはずです。また、画像やビデオファイルはもちろんサムネイル表示されます。その他にも、使いやすくファイルの内容を把握しやすい色々な工夫があることに気づくでしょう。

ファイルマネージャのちょっと便利な使いかた
ファイルマネージャでディスクにデータを書き込む
ファイルマネージャでサーバーにアクセスしよう!