デバイスの設定にタブレットを追加しよう!

WACOM製タブレットの利用時にカーソルの座標がズレていたりカーソルが突然別の位置にブレたりしますか?


この現象はデバイスの設定にタブレットの設定が存在しない場合に起きる可能性があります。その場合はタブレットの設定を追加することで、正常に利用できるようになります。

設定ファイルの「xorg.conf」を修正しましょう。

スーパーユーザー権限で xorg.conf をgEditテキストエディタで開きます。

$ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf


wacomドライバを定義する3つの「InputDevice」セクションを「ServerLayout」セクションよりも前に追加します。

Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "stylus"
Option "Device" "/dev/input/wacom"
Option "Type" "stylus"
#Option "ForceDevice" "ISDV4" # Tablet PC ONLY
EndSection

Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "eraser"
Option "Device" "/dev/input/wacom"
Option "Type" "eraser"
#Option "ForceDevice" "ISDV4" # Tablet PC ONLY
EndSection

Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "cursor"
Option "Device" "/dev/input/wacom"
Option "Type" "cursor"
#Option "ForceDevice" "ISDV4" # Tablet PC ONLY
EndSection


「ServerLayout」セクション内に「InputDevice "stylus"と"eraser"と"cursor"」のラインを追加します。

Section "ServerLayout"
...
...
...
InputDevice "stylus" "SendCoreEvents"
InputDevice "eraser" "SendCoreEvents"
InputDevice "cursor" "SendCoreEvents"
EndSection



これでPCを再起動後にタブレットを正常に利用できます。

ヒント:
タブレットPCの場合は「InputDevice」セクション内の「Option "ForceDevice"」ラインをコメントアウトしてください。ライン先頭の「#」を消しましょう。

タブレットの感圧設定は感圧機能をサポートするグラフィックスアプリケーションで設定してください。GIMP、Krita、CinePaintなどが感圧機能をサポートしています。

GIMPの場合、GIMPメニューの「ファイル」→「環境設定」→「入力機器」の「追加された入力機器の設定」からタブレットの感圧設定を行えます。

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