キーボードの「Tab」キーを押すと、コマンドの残り部分を自動的に補完してくれます。コマンドだけではなく、コマンドのオプションや、ファイルやフォルダの名前なども自動的に補完してくれますよ。
「Tab」キーを押しても自動的に補完されない場合、もう一度「Tab」キーを押してみましょう。いくつかの候補が表示されます。判別がつくところまで入力してから「Tab」キーを押すとよいでしょう。
「*」ワイルドカードを使うと、リスト表示やファイルのコピーや削除に便利です。「ls My*/*/」ならMyMusicやMyVideosなどのMyで始まるフォルダのサブフォルダをすべて表示してくれます。
「|」パイプを使うと、コマンドからコマンドへ結果を渡すことができます。「ls | grep fortminor | more」ならlsでリスト表示した中からgrepでfortminorという名前の付いたファイル名のみ抜き出してmoreでページ単位で表示させています。
「>」リダイレクトを使うとコマンドの結果をファイルに保存できます。「>>」ならファイルに追加で書き込みできます。
それぞれを組み合わせて使うと便利ですよ。
もうすこし実践的な使い方を紹介しましょう。
.txt~などの不要なバックアップファイルを一斉に削除する。
$ rm *.txt~
$ rm */*~
システムに読み込まれている特定のモジュールを調べる。
$ lsmod | grep pcmcia
複数のメモファイルをひとつにまとめる。
$ more note1.txt note2.txt note3.txt >> new-note.txt
基本的な10のコマンド
0 件のコメント:
コメントを投稿