オンラインストレージサービス Ubuntu One

Ubuntu One はCanonicalグループが提供するUbuntuユーザー向けのオンラインストレージサービス。専用の同期クライアントをインストールしてPCのデータをオンラインストレージと同期します。



月額$10USDで利用できる10GBのプランと、無料で利用できる2GBのプランが用意されており、Ubuntu9.04以上のバージョンで利用できます。

「利用できます」と言っても現在(2009年5月14日)は招待制のベータサービスであり実際にサービスを利用できるまですこし時間を必要とします。既にLaunchpadのアカウントを持っているのなら申し込みは少しだけスムースです。

Ubuntu One
Ubuntuユーザー向けオンラインストレージサービス。

swapファイルを追加する

swap領域は物理メモリ容量の不足を補う仮想メモリとして利用されます。また、ハイバネートする際の作業中データもswap領域に保存され、次回起動時にswap領域に保存されたデータから作業中の状態が復元されます。


swap領域専用のパーティションがLinuxのインストール時に作成されますが、インストール時に手動でパーティショニングしてswapパーティションを作らなかったり、物理メモリ容量よりも小さなswapパーティションを作成した場合、物理メモリ容量が不足した際の動作に支障が起こる可能性があります。


swap領域はパーティション方式の他にファイル方式でも利用することができます。swapパーティションを作成していない場合や物理メモリ容量よりも小さなswap領域で支障が起こっている場合はシステムにswapファイルを追加するとよいでしょう。

swapファイル作成

ddコマンドで適当なサイズのファイルを作成します。コマンドオプションの「of」にファイルのパスを指定して「bs」に基準となる容量の単位を指定して「count」にbsの量を指定します。
ルートディレクトリ内に2GBのファイル「swap」を作成
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swap bs=1G count=2

M(MB)などの単位でも容量を指定可能
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swap bs=1M count=2048


mkswapコマンドでファイルをswapファイル化します。
$ sudo mkswap /swap


swaponコマンドでswapファイルをシステムのswap領域として有効にします。
$ sudo swapon /swap


システムの起動時にswapファイルが自動的にマウントされるようにシステムの設定ファイル「/etc/fstab」に設定を追記します。以下の設定行を追記するとよいでしょう。
/swap    swap    swap    defaults    0    0


OK, これでswapファイルをswap領域として利用できます。


ヒント:
catコマンドでswap領域が有効になっているか確認できます。
$ cat /proc/swaps


作成するswap領域は、物理メモリが2GB以上ある場合には物理メモリと同じ容量で作成し、2GB以下の場合は物理メモリの2倍程度の容量を作成しておくとよいでしょう。

Ubuntu 9.04 日本語 Remix CDリリース!

Ubuntu 9.04 日本語 Remix CDがリリースされました。

日本語 Remix CDのダウンロード


オリジナルのUbuntuをインストールしている場合はUbuntu Japanese Teamのリポジトリを追加することで日本語 Remix CDのローカライズされたパッケージをインストールできます。

Ubuntu日本語ローカライズ版のリポジトリ!Ubuntu Japanese Team

Ubuntu 9.04 Jaunty Jackalope リリース!


Ubuntu 9.04 がリリースされました。

Download Ubuntu


日本のミラーサーバーからもダウンロードできますよ。
http://ftp.riken.go.jp/Linux/ubuntu-cdimage/9.04/
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu-releases/9.04/
http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/ubuntu/releases/9.04/
http://ftp.ecc.u-tokyo.ac.jp/UBUNTU-CDS/9.04/

日本語 Remix CDは後日Ubuntu Japanese Local Community Teamよりリリースされるのでもうちょっとだけ待ちましょう。

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日本語 Remix CDがリリースされました。日本のユーザーには日本語 Remix CDの利用をオススメします。

Ubuntu 9.04 日本語 Remix CDリリース!

ufwでファイアーウォールを設定

ちょっとだけサーバーを公開したいからファイアーウォールツールを探してる?Ubuntuでは標準のufwコマンドでファイアーウォールを設定できますよ。

ufwのenableとdisableコマンドでファイアーウォール機能を有効/無効にできます。有効にすると次回起動時からファイアーウォール機能が自動的に起動します。
システムでファイアーウォールを有効に
$ sudo ufw enable
システムでファイアーウォールを無効に
$ sudo ufw disable


ufwのdefaultコマンドで標準のポリシーを設定できます。通常はDENY(拒否)に設定しておくと良いでしょう。
標準ですべてのアクセスを拒否
$ sudo ufw default DENY
標準ですべてのアクセスを許可
$ sudo ufw default ALLOW


アクセスを許可するにはallowコマンドでアクセスを許可するサービス名やポート番号を設定します。
FTPアクセスを許可
$ sudo ufw allow ftp
TCPポート80でのアクセスを許可
$ sudo ufw allow 80/tcp


アクセスを拒否するにはdenyコマンドでアクセスを拒否するサービス名やポート番号を設定します。
SSHアクセスを拒否
$ sudo ufw deny ssh
UDFポート80でのアクセスを拒否
$ sudo ufw deny 80/udf


allow/denyコマンドではより詳細なアクセス設定が可能です。
ローカルネットワークからポート22でのSSHアクセスを許可
$ sudo ufw allow proto tcp from 192.168.1.0/24 to any port 22


statusコマンドで現在の状態を確認できます。
$ sudo ufw status


ヒント:
Linuxにはiptablesというファイアーウォール/パケットフィルタリング機能が備わっており、ufwはiptablesのコマンドライン設定ツールです。

Ubuntuデスクトップバージョンにおけるiptablesの標準ポリシーは許可に設定されていますが、Ubuntuでは標準で全てのポートが閉じた状態に設定されています。特別な理由が無い場合はufw/iptablesによる設定変更を行わないよう推奨します。

サーバープログラムをインストールした場合には必要に応じて利用するポートが開かれます。